メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

2022夏Broadway 何ゆえ行ったか

2022年08月28日 | NEWYORK

メガヒヨは2022年8月12日から19日にかけてNew York(一日だけChicagoに日帰り)旅行に行ってきた。
このコロナ第七波のなか賛否両論あると思う。
コロナ陽性になれば、英語もつたない自分が帰国便に乗れずに現地療養の必要に迫られる。
だけど行ってきた。

話は遡って一年前の2021年8月。
毎年の恒例であるNew Yorkへの観劇旅行にコロナ禍のせいで二年連続で行けなかった。生きがいを奪われたメガヒヨは意気消沈していた。

まだまだデルタ株が猛威をふるっていたあの頃。東京オリンピックも無観客開催。

旅行でアメリカに行くなんて夢また夢と言ったところであったが、一縷の希望を持ちたかった。
ちょうど手元に50,000マイルある。一年後のニューヨークのチケットを取ってみようかなと思いついた。
旅行が不可能になったところで、マイル特典旅行だから3,000円のキャンセル料で済むし。
何より先の旅行の計画は日々のモチベーションに繋がる。

そんな訳でマイル航空券を予約した。
ところがテンパっていたメガヒヨ 。帰りの日は木曜早朝便(水曜日深夜。水曜ソワレ観られない!)をポチってしまい、3,000円のキャンセル料を払い予約しなおす羽目になったのだが...。

2021年秋にかけてデルタ株は収束をみせ、このままコロナ禍は終わるのではないかと期待させた。
自分はワクチンでしんどい副作用に耐えた。その甲斐があったものだと思った。

ところが年が明けてオミクロン株の蔓延。これは気持ちが折れた。
このまま旅行もダメになってしまうかも...との考えがよぎった。

しかしながら世界的にオミクロンが減少に転じた3月。驚くニュースが耳に入った。なんと3回のワクチン接種者は日本水際での3日間の隔離が無くなったこと。
さらに今までは空港から公共交通機関も利用できなかったのが可能になるなど大幅な変更があった。
これは自分にとって吉報だった。
早い方々はBroadwayに即行ったようで、背中を押される思いだった。

そして6月。アメリカの入国においての陰性証明が廃止になった。
これも心の負担が大きく減った。飛行機搭乗の一日前に検査をする必要があったが、自分の搭乗一日前は祝日なので医療機関が限られてしまうのだった。岸田さんも水際制限をG7諸国並みに緩和しますと言っていたので、日本政府の決断についても大いに期待していた。

ちなみにこの頃、大ファンの名ダンサーKyle BrownさんがChicagoでワールドプレミアを迎えるThe Devil Wears Prada The Musical(プラダを着た悪魔)に出演されることが決定。
アメリカに行くことがほぼ決定している自分は迷う事なく公演チケット、ニューヨークからシカゴへの日帰り航空券を購入した。

ところが7月に入ってオミクロン変異株が日本国内において大きく蔓延。
ジェットコースターの様に振り回されてきた心情だけど、最後の最後で大きくたたきつけられた思いだった。
帰国便搭乗前72時間以内に行われるPCR検査で陽性になった場合は、陰性になるまで帰国できない。これは会社勤めの自分にとって大きな問題であった。

勤め先はお盆に社全体で休業するため、休み明けはとても忙しい。そんな中を延長して休みを取るなど考えられない話だった。
解雇まではされないだろうけど、確実に長年の信頼を失ってしまう。

ただお金の問題が自分の決断に大きく影響した。
自分の払ったサーチャージ・税金・キャンセル料(笑)は合計26,870円。現在は航空代金も諸費用も大きく上がっている。
さらにホテルは昨年9月に予約しておいたおかげで、劇場徒歩圏の4つ星6泊で141,980円で済んでいる。
今後この様な値段でNew Yorkに行けることはまず無い。この機会を逃したら当分難しいだろうと考えた。

こうして渡航を決断したメガヒヨ。リスクが高い旅行な分、出来るだけの自衛策をとることにした。

PCR検査は日系旅行会社のあっとニューヨークさんでお願いすることに。こちらは陽性になった際、抗原検査キットをくれるなどアフターフォローも万全。
実際伺った際に親切にしていただき、次は楽しい予定でお世話になりたいと思った。

感染防止については、現地での飲酒を控える、外出後には手洗い・うがい・鼻うがいを徹底、なるべく疲れないようにするなどネット上の体験談を参考にした。
マスクは食事のタイミングなどで数時間で取り換えた。

鼻うがいといえば、花粉症のシーズンを外しているためドラッグストアでなかなか見つからなかった。
そうTwitterに書いたら、なんと友人のLittle Sisterさんが薬局に問い合わせをしてまで入手して下さった。感謝の気持ちでいっぱいであった。



温かい援助はおなじくNick姉さんからも。
「もし困ったことになったら遠慮せずに連絡してね。現地の友人に助けに行ってもらうから。」と言って下さったのである。
もちろん人様にご迷惑をお掛けする事態は避けたいけれど、このお言葉はお守り代わりとなって滞在中は心強かった。

もちろん十分な対策をとっても不安は尽きなかった。
出発3日前には県の検査場で抗原検査とPCR検査を行った。
出発1日前の夕方、検査結果が届き結果は陰性。
そこでようやくHugh Jackman主演のThe Music Manのチケット(299ドル 41,072円)を購入する気持ちになれた。

航空券を押さえてから一年。
やっと行くことが出来るという心境にたどり着いたのであった。



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